一般的に人は年齢とともに睡眠も変化すると言われていますが、最近 私も睡眠が浅くなったのか、途中で一度目が覚めたり朝、早く目が覚めてしまう日が増えてきました。
以前はもっとゆっくり眠れていたのに。。そう感じ始めたのですが、これは気にしないといけないことなのでしょうか?

若年者と高齢者の睡眠の比較
若年者と高齢者の睡眠を比較してみると大きな変化がありました。
第一の変化は、高齢者では若い頃にくらべて早寝早起きになることです。
これは体内時計の加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、血圧・体温・ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになっているからです。
したがって高齢者の方の早朝覚醒それ自体は病気ではないそうです。眠気が出たら床につき、朝方に目が覚めて二度寝ができないようであれば床から出て朝の時間を有意義に使いましょう。
第二の変化は、睡眠が浅くなることです。
睡眠脳波を調べてみると、深いノンレム睡眠が減って浅いノンレム睡眠が増えるようになります。そのためちょっとした物音などでも何度も目が覚めてしまうようになります。
ボリュームのある重い布団や寝返りしにくい布団の使用が睡眠にも影響を及ぼします。

一般的に身体の血行が悪くなり寝冷えを防ぐために羽毛布団のようにボリュームのある布団が良いと思われがちです。
その反面、熱を閉じ込めてしまい、結果として過熱や汗を引き起こしたり、体に重みを感じ不快感を感じることあります。特に、体の一部(例えば、脚)に圧力感があったり、寝心地が悪くなることがあります。
年齢を重ねると筋力の低下や関節痛、温度調節機能の低下などの問題が増えるますので、重さの少ない合い掛け布団などを試してみるのも良いかもしれません。