愛犬や愛猫と一緒に寝る派?寝ない派?

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愛犬や愛猫と一緒に寝ている人も多いのではないでしょうか。

一部の国や地域では、ペットと一緒に寝ることは日常の一部とされています。例えばスウェーデンでは、犬や猫と一緒に寝ることは文化の一部となっています。また、米国では約半数以上のペットオーナーが自分のペットと寝ているという調査結果があります。しかし、日本ではこの比率はかなり低いとされています。

ではなぜ、一部の人々はペットと一緒に寝ることを選ぶのでしょうか?以下に主なものを挙げてみました。

  1. 癒し効果:ペットと一緒にいることで、人間はオキシトシンという愛情ホルモンを分泌します。このホルモンは心理的な安定感を与え、健康にも好影響をもたらします。
  2. 愛犬・愛猫の要望:特に一緒に寝る習慣がある場合や、冬の寒い日など、愛犬・愛猫が一緒に寝たがることがあります。
  3. 暖かさ:犬や猫の体温は人間より高く、寒い夜には暖かな寝床として機能します。※犬や猫の体温は通常、人間よりも高く、約38℃から39℃程度とされています。
  4. 幸福感:一部の飼い主にとっては、愛犬・愛猫と一緒に寝ることは日々の喜びやコミュニケーションの一部となっています。

オキシトシンは「愛情ホルモン」または「抱擁ホルモン」とも呼ばれ、人間の親子間の絆を深める効果があるとされています。これに加えて、ストレスを軽減し、心拍数を落ち着け、全体的なリラクゼーション感をもたらすとも言われています。したがって、ペットと一緒に寝る行為は、飼い主が感じる幸福感を増加させ、一日のストレスを軽減する可能性があります。

しかし一方で、ペットとは一緒に寝ないと考える人々もいます。その主な理由は次の通りです。

  1. 睡眠中断の問題:犬や猫は人間と異なる活動パターンを持っており、犬は物音に敏感で、猫は夜行性です。その結果、犬猫の行動で飼い主の睡眠が中断されることがあります。
  2. 健康リスク:ダニやアレルギー反応、また動物から人間への感染症のリスクも存在します。
  3. 事故の危険性:特に小さな子猫や子犬と一緒に寝ると、寝返りによる怪我のリスクがあります。

その他注意点

  1. 香りの注意:犬や猫は人間よりもはるかに優れた嗅覚を持っています。強い香りは彼らを興奮させ、ストレスを与える可能性があります。
  2. 環境の調整:ペットは人間では快適な温度や湿度が違います。適切な調整を行い、ペットが自由に部屋を出入りできるようにすることが重要です。
  3. 衛生管理:ペットと一緒に寝る場合、毛の抜けやダニの問題など、衛生面の管理にも注意が必要です。

結論

犬や猫と一緒に寝ることで愛情が深まり、互いの絆が強まる可能性があります。また、ペットが飼い主と一緒にいることで安心感を得ることもあります。このように一緒に寝ることはペットにも飼い主にも利点がありますが、同時にペットに対するストレスを引き起こす可能性もあります。

飼い主としては、ペットがストレスを感じていないか、睡眠が妨げられていないかなどを観察し、必要に応じて対策を講じることが重要です。ペットがストレスを感じていると感じたら、ペットと一緒に寝る習慣を見直すか、動物行動専門家や獣医に相談することを検討してみてください。

紡 人

紡 人

広島県福山市、1925年創業 最高の睡眠を届けるための商品開発を行っているイシケン。その4代目社長自身がお客様から頂いた質問や より良い眠りを手に入れるための睡眠情報や知識・心地よい眠りを実現するための寝具などを紹介するサイトとなっています。

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