「布団からダニが発生した」という表現は間違いです。

その他

羽毛布団からダニが出てきた! こんな表現を耳にしたことはないでしょうか?

これは本当なのでしょうか?

職業柄、羽毛布団用の生地と接する機会は多いのですが、羽毛用の生地はただの生地ではないのです。むちゃくちゃ空気が通りません。

当たり前なのですが、羽毛(ダウン)が吹き出さないよう高密度で織られているからですが、さらにダウンプルーフ加工(吹き出し防止加工)という加工まで施されているんですよ。 そんな通気性のない生地をダニがすいすい通っているなんて信じられますか。本当だろうかと思い調べてみました。

調べて分かったこと: 

①ダニは「布団から発生」ではなく周囲の環境から布団へ寄ってきている。

②防ダニ対策はまずは部屋の掃除から

布団とダニの関係

アレルゲンを不活性化させる加工が施されたカバーは、ダニそのものやダニのフンから発生するアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)を無害化する目的で作られています。

これらのカバーは、ダニ自体を物理的にブロックしたり、ダニのフンに含まれるアレルゲンを化学的に不活性化する方法で働きます。つまり、ダニがカバーについたとしても、そのダニがアレルギー反応を引き起こすリスクを大幅に低減することができます。

しかし、それはダニが完全に害を及ぼさないわけではありません。ダニの繁殖を防ぐための追加的な対策(定期的な清掃、適切な湿度と温度の管理など)も必要となるでしょう。

また、アレルゲン不活性化加工が施されたカバーでも、その効果は一定期間後には減少する可能性があります。したがって、カバーの取り扱い説明書に記載されている指示に従って、定期的な清掃や交換を行うことが重要です。

紡 人

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広島県福山市、1925年創業 最高の睡眠を届けるための商品開発を行っているイシケン。その4代目社長自身がお客様から頂いた質問や より良い眠りを手に入れるための睡眠情報や知識・心地よい眠りを実現するための寝具などを紹介するサイトとなっています。

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